連日のメダル獲得、健闘するも残念な結果となってしまったアスリートの皆さん。本当に、本当に感動をありがとうございます。

毎日リアルな、そしてどこから切り取っても歴史的な瞬間を垣間見ることができるのは、日本で、東京でオリンピックが開催されているから。まずはそれに感謝したいと思います。

東京での爆発的なコロナ感染者増大を、東京オリンピックと関連付けて考えている方が多く、福岡県内のニュース番組でも街録で紹介されていましたが、自分はそこにはまったく関連性がないと考えます。

観客ありきで五輪が開催されているなら、当然のこととして関連付けるべき事案ですが、無観客での開催であり、各競技場などに集中的な人流があるために爆発的に増加しているワケではないことは、少し冷静に状況を見れば考えつくことだと思います。(感染者が増えているのはウィルスの特性が当初からどんどん変化している事の方に重きがあると考えます)

また、報道機関であるテレビに対して、五輪開催反対の報道をしていたのに、メダルラッシュになると手のひらを返すように喜ぶのはおかしい、というような意見も多いですが、それもあまり議論する意味がないと感じています。なぜなら自分は、テレビにはそういった2面性がある、ということを知っているからです。

報道機関として、日々のニュースを公正に公平に広く伝えていく、という役割は有限希少な電波を国から借りて営業している免許事業であるからこそであり、それは「放送法」という法律によってしっかりとしたルールが存在しています。

もう一つ、スポンサーを獲得して番組を制作、放送する、という商業的な側面も民放各局は持ち合わせています。電波を使用するにあたって莫大な金額を国に支払うために、スポンサーを獲得するのは資本主義経済では当然の経済活動です。

難しいのはそのバランスをどこで取るか、民放各局ともにしっかりと色分けされていないことだと思います。テレビ放送が始まって60数年、これまでずっと、受け手である視聴者が選択してきたし、これからもしていくことになる、というのがテレビの現状として存在しています。

テレビに対して批判したり、批評する方の多くはその根本的なことを理解せずに表面的な部分だけを見て、話をしているように感じます。まあ、それはそれで致し方ないかなと思うこともあります。テレビ局側が正しくないようなことをしている場合もありますし(公平、公正という面において)公共性を考えた場合に、それを妥当と判断する意識の低さがあったりもしますので、なかなか難しい部分ではあります。

でも、自分が思うのは、なぜ、皆さんそんなにテレビはウソをつかない、というか、正しいことしか言わない、と考えているのでしょうか?

テレビ局もプロが集まっている集団ですが、人間が機械を操作しているので、間違いも起こりますし、つたない進行になったりもします。それを揚げ足を取ったりして批判するのはそもそも問題の本質、つまり『本当のことはなにか』の部分が見つけられていないまま、議論している様にしか感じられません。

ここで提案です!

これまでテレビはウソをつかない、正しいことしか言わない、と思っていた方、それを変えてみませんか?

テレビは間違うこともあるし、正しいことが何か、わからないまま放送してまうこともあるんだと!

テレビは1つの見方を紹介する、1つの見られ方を教えてくれる有益なモノだと!

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